春を連れて帰りました。
春を連れて帰りました。
赤紫の茎に、小さな黄色い花。
紅菜苔(こうさいたい)という、なんともかわいらしい春野菜です。
もともと紫色が好きなので、見つけた瞬間、迷うことなくかごへ。
紫って、なんだか惹かれる色なんですよね。
野菜売り場でも、紫キャベツとか、紫玉ねぎとか、つい目がいってしまう。
食卓に少しだけ色気が出る気がして。
そんな理由で連れて帰った紅菜苔ですが、家に帰って調べてみると中国の野菜だそう。
しかも、かつては「皇帝の野菜」と呼ばれていたとか。
なんだか急に、いいものを買ってきた気分になります。
春野菜は油との相性がいいので、今日はシンプルににんにく炒めにしました。
オリーブオイルでにんにくをゆっくり温めて、香りが立ったら紅菜苔の茎から炒めて、少し遅れて葉を。
最後に塩をひとつまみ。
それだけです。
でも、これがとてもおいしい。
菜の花のような苦みはほとんどなく、むしろやさしい甘み。
特に茎が驚くほどおいしくて、どこかアスパラのような食感があります。
歯切れがよくて、噛むとほんのり甘い。
こういう野菜は、手をかけない方がいいんですね。
にんにくとオイルと塩だけで、甘みがすっと前に出てきます。
紅菜苔は、βカロテンやビタミンC、葉酸などを含む、春野菜の中でも栄養が豊かな野菜だそう。
でも、そういうことよりもまず、
「あ、おいしいな」と思えるのが一番いいところかもしれません。
季節の野菜をひとつ台所に迎えるだけで、
食卓に、少し春がやってきます。
紅菜苔の栄養価
紅菜苔は、見た目がかわいいだけではなく、栄養面もなかなか優秀。
春野菜らしく、βカロテンやビタミンC、葉酸などが含まれています。
カロリーも低めなので、たくさん食べてもわりと気楽。
数字はほどほどに眺めつつ、「おいしく食べて、体にも少しうれしい」くらいでちょうどよさそうです。
※数値は目安です。個体差や栽培条件によって多少変わります。
にんにくとオリーブオイルでさっと炒める食べ方は、味だけでなく栄養面でも相性のいい組み合わせです。
