ふきのとう味噌のヴィーガンパスタ
春の食卓という選択
ふきのとうを、ちらほら見かける季節になりました。
店先に並ぶ小さな蕾を見ると、ああ、今年もちゃんと春が巡ってきたのだと、少し安心します。
若い頃は、その苦みが少し強すぎる気がしていました。
けれど今は、そのほろ苦さが心地いい。
甘さだけでは物足りないと感じるのは、きっと経験の分だけ味覚も育ったからでしょうか。
春は、少しだけ主張が強い。
だから、油や味噌でやさしく受け止めてあげる。
それだけで、ぐっと上品な味わいになります。
今回は、ふきのとうを細かく刻み、味噌と合わせて“ふきのとう味噌”にしました。
苦みは残しながらも、丸みを持たせる。
それだけで、ぐっと上品な味わいになります。
そしてそのまま、ヴィーガン仕様のオイルパスタへ。
にんにくは控えめに。
オリーブオイルとゆで汁で静かに乳化させ、
味噌のうまみをふわりと広げる。
派手ではないけれど、きちんと満足感のある一皿。
ランチにも、静かな夜にも似合います。
材料(小瓶1つ分)
- ふきのとう…4〜6個(約80g)
- 味噌…大さじ3
- みりん…大さじ1
- 砂糖…小さじ1(控えめが上品)
- 酒…大さじ1
- ごま油(または米油)…小さじ2
※甘めが好きな方は砂糖を小さじ2まで。
下ごしらえ
- 外葉の黒ずみを取り、洗う
- 苦味をやわらげたい場合は、塩少々を加えた熱湯で30秒〜1分ゆで、水に軽くさらす
- 水気をよく拭き、粗みじん切り
作り方
- フライパンに油を熱し、中火で1〜2分炒める(香りが立ち、少ししんなりしたらOK)
- 酒を加えてアルコールを飛ばす
- 味噌・みりん・砂糖を加え、弱めの中火で2〜3分練る(ぽってりして線がゆっくり戻る程度で火止め)
保存
水分をしっかり飛ばせば冷蔵で約5日。清潔な容器で保存します。
栄養価(小瓶全量目安)
約350〜380kcal
ポリフェノール、カリウム、食物繊維、味噌由来のアミノ酸を含みます。
塩分はやや高めのため、少量ずつ楽しむのがおすすめです。
材料(1人分)
- パスタ…80〜100g
- ふきのとう味噌…小さじ2〜大さじ1
- オリーブオイル…大さじ1
- にんにく…少々
- 塩…少々
- パスタのゆで汁…大さじ2〜3
お好みで:菜の花、スナップえんどう、きのこ類
作り方
- パスタを塩を入れた湯でゆでる
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火で香りを出す
- ふきのとう味噌を加えて軽く温める
- ゆで汁を加えて乳化させる
- パスタを加えて和える
仕上げに黒こしょう。
栄養価(1人分目安)
約550〜650kcal(パスタ100g使用時)
良質な脂質、発酵食品由来のうまみ、春の抗酸化成分を含むバランスのよい一皿です。
ふきのとうの苦み(春)、味噌のうまみ、オイルの丸み。
三者が静かに調和した一皿は、派手ではないけれど深みがあります。
甘くない春も、悪くない。
今年も、整えるように味わっていきたいものです。

